「人生100年時代」といわれています。厚生労働省によると90歳まで生存している人の割合は、およそ男性で4人に1人、女性で2人に1人。高齢化の進展にしたがって、老後の期間がだんだんと長くなっています。
長生きは本来喜ばしいことなのですが、老後が長くなるほど、暮らしていくためのお金が必要となっていくことから、「長生きリスク」ともいわれます。
老後における収入は、「公的年金」が中心となりますが、夫婦二人が受け取る標準的な年金額は1ヵ月あたり約22.0万円。それに対して、60歳以上の世帯における平均的な1ヵ月の支出は約26.2万円となっています。
「年金がどのくらい受けられるか」や「生活費はどのくらい必要か」は個人によっても異なりますが、リタイアした後も経済的な不安を持たずに暮らしていくには、老後のためのお金の準備はできるかぎり早くからはじめたいものです。ライフプランは、それを実現するための方法の一つといえます。