Chapter2:DCには、企業型と個人型があります

企業型と個人型では、加入対象や掛金拠出の方法などが異なります

  • 確定拠出年金「企業型」(=企業型DC)は、会社の制度として運営され、その会社の従業員が加入対象となります。
    一方、確定拠出年金「個人型」(=iDeCo)は、国民年金基金連合会が運営主体となり、個人で加入します。※1
  • 企業型DCは、会社が掛金を拠出するのに対して、iDeCoは加入者本人が掛金を拠出します(企業型DCでも加入者本人の掛金拠出が可能な場合もあります)。※2
企業型DC企業型iDeCo個人型
加入対象となる人企業型DCを実施する会社に勤めている人(1)自営業者、自由業、学生など
   <国民年金の第1号被保険者>
(2)会社員や公務員など、
   65歳未満の厚生年金保険の被保険者
   <国民年金の第2号被保険者>
(3)専業主婦、パート労働者など
   <国民年金の第3号被保険者>
(4)国民年金に任意加入している方
   <国民年金任意加入被保険者>
※1
掛金拠出会社が拠出
(会社によって、加入者本人の拠出も可能)※2
個人からの拠出のみ(会社の拠出不可)
給付老齢給付金のほか、障害給付金、死亡一時金がある
  • ※1 iDeCoの加入対象
    2022年5月より、iDeCoの加入対象が広がり、会社員・公務員など(国民年金第2号被保険者)で60歳以上65歳未満の方、60歳以上65歳未満で国民年金に任意加入している方、国民年金に任意加入している海外居住の方も新たに加入できるようになりました。
    2022年10月より、企業型DCの加入者も、企業型DCに加えてiDeCoに加入できるようになりました。ただし、企業型DCでマッチング拠出を選択している場合や、掛金が拠出限度額内の各月拠出となっていない場合は、iDeCoには加入できません。
  • ※2 企業型DCのマッチング拠出
    企業型DCで、「マッチング拠出」が規約で定められている場合は、加入者が個人で掛金(加入者掛金)を拠出することができます。
  • もうちょっと、詳しく教えて